特別対談
『漫画家・たちばないさぎvsマルチネットアイドル・すがやあゆみ』
ナチュラルを読んだ人は、もう気づいてるかな。
トビラ絵の裏はたちばないさぎ先生とあゆの対談をしています。
もっと詳しく楽しいこぼれ話を一挙ご紹介♪
こんな人たち
たちばないさぎ
今回の漫画『ナチュラル-障害はブランド!-』の著者。横須賀在住。約二年間OL生活を経て、「花とゆめ」ビッグチャレンジ賞で佳作入選。デビュー後『ハムスター倶楽部』『はむはむえぶりばでぃ』(あおば出版・
まんがたうん
で
くまっぷ×くまっぷ
の一部を見ることができます。)『すてきな奥さん・真名亜(マナー)家の人々』(主婦と生活社))など、多様なテーマで活躍。最近では『シルキースペシャル感動ストーリー・三日月色の涙』(白泉社)で、マスコミで取り上げられるなど、注目の漫画家。現在育児をしながら、家族を支える“家庭と仕事”をがんばる努力家。趣味・カラオケが共通のあゆと、一段落したら打ち上げにいこうと計画中。
すがやあゆみ
今回の漫画『ナチュラル-障害はブランド!-』のモデル(一部原作)。横浜市在住。自身のWebサイト「あゆみのGENKIにきらきら☆ぱらだいす」から、数多くの情報発信を続け、チャンスをつかみ続ける。 日常は地域新聞社のWeb担当として勤務。講演活動、イベント出演など、その他の活動は“マルチネットアイドル”として、活躍中。現在、今までにない地道な努力をして、所属バンドFraiz Couleursのボーカルを 全うできるよう奮闘中。 「障害があろうが、なかろうが、ヒトとしてどうよ?」と、投げかけることの多い日々。年オンナ同士のいさぎ先生と、運命的な出会いにドキドキしている。
スペシャル対談
みなさん、こんにちわ。このコーナーはGEN☆ぱらのもう一人の管理人・あゆぺんが、ご案内いたしま〜す。よろしくね。 まずはじめに、2人のことを教えてください。
3月によこはま市民福祉保健研究発表大会へ参加したのが、出会いのキッカケですよね。その会場で名刺と私の描いた漫画を渡したのが「おつきあい」の始まり。
そぉそぉ。なんかね、あの研究発表大会でこんなにいろんな出会いが待ってるなんて、思ってなかった!一生懸命やっておいて良かった〜。でも、最初はペンネームの方は知らなかったから、名刺をもらったとき、一瞬ハテナだったし。いさぎって、カッコいい名前だよね。(我が家では「い」と「う」が混同してて申し訳なかったです。m(_ _)m)
出身高校「横須賀大津高校」の同窓会名が「たちばな会」(日本尊命(ヤマトタケルノミコト)の奥さん弟橘姫(オトタチバナヒメ)からきているようです)というので、「たちばな」+「いさぎよい」人になりたいので、「いさぎ」なんです。
■凛々しさに惚れた3月
この漫画『ナチュラル-障害はブランド!』を、描くことになったんですか?
私のネタアンテナにひっかかったから←ゲゲゲの鬼太郎の、妖怪アンテナ的なイメージでどうぞ!…なんて。その会場での凛々しいあゆちゃんに惚れて、メールを重ねて、企画が通ったのよね。
てれてれ。でも、自分のことが漫画になるのも、ホントに夢みたい!すごく読みやすい媒体だからこそ、すごいこだわっていっぱい注文しちゃいましたね。タイトルとか。
編集さんを交えた打合わせの時、会話の中であゆちゃんが「ナチュラルに…」と言っていて、編集さんはそれが強く印象に残ったということから…『ナチュラル』って言うタイトルは、決まったんだけどね。
人として…女性として生きていたい。当たり前のことなんだけど、そんな社会じゃないから、やっぱり口にする必要性があって。だからあゆの今生きているテーマ『ナチュラル』を強調してたんだよね。
すごい迫力でね。
ね〜。(笑)ココを読んでくださってる皆さんはご存知のように、あゆの障害は数少ない障害。そして同じように手足が使えない人って、出会ったことなくて。『障害=よくない』ってイメージがあるでしょ。でも、見方を変えたら、全然違う。誰も持ってない世界で1つのモノ、限定ものって言う連想から、チャームポイントとは違う、自分を引き立てるもの…そこで「ブランド」と、言うようになったの。だからサブタイトルは『障害はブランド』。それにね、この身体でなくちゃ出会えなかった人がたくさんいるし、こうやってマンガにしてもらえるのも、仕事も、恋も、バンドも、全てこの身体が始まりだもん。
そういうこだわりもあってか、プロモーションについては、ご本人がすごく頑張ってくれています。今までのモデルの方の中で一番若くてパワーがあるから?
ヤルからには売らなきゃ!(爆)
応援サイトで元気付けられたよ〜。みなさんもありがとう。
でも、この漫画のストーリーや組み立てって、大変だったでしょう?
■ヤルからには売らなきゃ
取材については大差はないです。他のドキュメンタリー漫画でも、足しげく通って、会話などからエピソードを拾うのね。しかも、楽だったなぁって思えたのは、エピソードがあゆHPにまとまっていたこと(笑)あゆちゃん忙しいし。逆にエピソードがありすぎて、まとめるのに悩んだくらい。…ってこれは「大変だったこと」かな?
大変と言えば、blogを見る限り、ものすごい環境で描いてたとか。
二回目の〆切がダンナと同じ日で。その前後の食事はすごいテキトー。今回は、あゆちゃんの「障害」の様子について、私も編集さんもかなり気を使ったので、子供時代の脚の装具とか足首の角度とか、気をつけて時間もかけて描きました。
ナチュラルを続編で描くとしたらどんな風にどんなコトを描きたいですか?
「ヤングバリアバスターズ」の皆さんのことが描きたかったなぁ。出会いのキッカケであり、あゆちゃんの仲間たち。あとは、女性誌なので仕事と恋愛中心に、かなあ。別キャラサブストーリー…を描くなら、別の話として描いて、実は繋がっているんだよ〜ってしたいかも。
サブキャラつながり…あゆ的には家族視点から見てみたい。あとね、会社で漫画化を発表したときに言われた4コマあゆ。最後のコマは、あゆがキレるってキャラらしいけど。(^^;さらにね「少年マンガ?」って聞かれたの。おもわず「か○はめ波でもぶっ放すんですか!?」って突っ込んじゃった。んじゃ、登場人物になるなら誰になりたい?
ママさん(カッコいいから)
ヤツも相当、イイ役どころだよね〜。本人がすごいウキウキしてたもん。若く描かれてるし、おとなしそうに描かれてるし。(笑)あゆだったら、プチになりたいな。あのサブキャラ、おいしいトコロ取りだもん。あっ、プチ視点のナチュラルってどうだろ?
苦笑。
あとは、バンドの話とかで登場したいな。
■めげないこと、信じること、努力家になること
あのね、注目してほしいのはトビラ(表紙)のネックレス!鎖を一粒ずつ繋げたんですよ〜。
うそぉぉっ。すごーーーい!!トビラ絵と言えば、あゆがちゃんとネイルアートしてるって言うのも、すごい細かい注目点だと思う☆肩こったでしょう?…って、あゆも肩こりひどくって。なにかケア方法とかないかなぁ?
わたしはね。目:目のツボマッサージ(こめかみ、おでこ、肩甲骨などにある目のツボを揉む)・寝る。肩:膝立て伏せ(四つんばいになって、腕立てをします。肩間接周辺に効く!)。腕:剣舞で刀を振り回す(笑)。腰:腹筋と背筋運動・腰痛防止体操を、自己管理としてやってるよ。
うん、腹筋は一緒!!(笑)やせるしね。漫画家さんって、手と肩の痛み出そうだし、大切でしょう?あゆもPCでずーっと記事書いたりイラスト描いたり、ただ今、大変悩んでるの。進路のシーンで実はちょいとボツネタなんだけど、あゆ、昔は漫画家になりたかったんだ。漫画家になるって大変だと思うんですけど、コツがあるんですか?
作った話がボツっても(掲載されなくても)めげないこと と自分を信じること…ですね。あとは たくさん本を(漫画も)読んでたくさん描いて、経験値をあげておく!私には漫画の「才能」はないと思いますが(あったらこんなに苦労しない)、漫画に関しては非常に「努力家」であると思います。
えーっ。デビューを果たしちゃうんだし、「才能」あると思うけどなぁ。作画やプロット見たとき、感動したもん!あゆは尊敬してます♪「努力家」という点では、すごくうなずける!トビラのネックレスの鎖話とか、まさにそのものだと思うもん。んじゃ、お気に入りの過去作品は?
「花とゆめ」ビッグチャレンジ賞受賞作「愛とほこりのある限り」(お掃除の超能力をもった男の子が、バイト先の ダニの霊に取り憑かれている女の子を助けるお話…です(^^;)。
ぅわぁ、いいなー。お掃除されたい。HPで「愛とほこりのある限り」っていうタイトルを見て、どんなのかなぁって思ってたんだぁ。ほこりってそういう意味もあったのね。そうそ、HPといえばサイトに載っている絵は手描きですか?デジタル描きですか?
ペン入れまでは手書きで、あとはフォトショップ(4.0)による彩色です。
4!!あれって入社当初に使ってて、全然覚えられなかったなぁ。やっぱ、いさぎさんってすごいヒト♪
あゆちゃん、話を戻していい?
あぁ、またあゆ、個人的に突っ走ってしまったよ。(^^;
読者にどんな風に感じて欲しいですか?
あゆに負けてられるかって、思ってもらえたらOK!いろんな人が、いろんなカタチで生きているんだもん。だから、自分なりにあゆに勝ってほしい。あゆも負けない。それが大事だと思うから。
私はこの漫画を描いていて、読者の方々には「あゆちゃんがもし自分だったら」と、考えて読んでほしいと思いました。
んじゃ、いさぎさんがあゆだったら?
自分にできることをフル活用…って、同じ?
きゃはははは。それなら、きっと大丈夫♪なんとかなりそう。
■ココだけの先取り情報でしょ!
この漫画を描いて、「障害」「福祉」の事をもっと考える必要がある!と思うようになりました。自分や家族がいつ障害を持っても、不自由に感じない社会になって欲しいです。←こうするために、いま日本で一番行政に意見を言える人が、あゆちゃんだと思います!
ほっ。(ケンカ売る人っていわれなくて良かった…)
街で、障害をもっているひとがいて困っていたら、一声かけてみる…とか。今すぐ誰もができそうなことっていろいろあると思うから、気づいてくれるキッカケになるとイイね。
“誰もが人として”『ナチュラルに生きるコト』って、とっても難しいと思う。でも、みんな一緒なんだって、意識すること・知ることが、今すぐできることじゃないかな。
最後に、今後の予定や近況の告知などお願いします♪
いつ掲載されるか分かりませんが、東京新聞川崎版の「スポーツはてな」という、10回連載のコラム用にカットを描いているところです〜。
おぉ〜っ。ちょっと浮気して読んでみようかしら(コラ)。あゆはね…実は地上波TVに出ます!
もう、ココで話しちゃっていいの?
せっかくココまで読んでもらったからね。最後にはちょっとおいしい情報くらいなきゃ。
2人とも、忙しい中ありがとうございました!まだ買ってないあなたは、今すぐ買いに行ってね☆
…え?もう読んだからココまで来たんだって?ココを訪れたあとにもう一度読み返すと、新しい『ナチュラル』を、感じられるよ!
そして、「単行本にしてください」ってヒトコトと、感想を送ってほしいな。詳細は
ココ
だよっ☆
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応援団のみんな
ナチュラル応援団によるステキな紹介文
たくさんの感想ありがとう
マスコミで紹介されました
http://www.ayumism.com
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